東京都立篠崎高校「篠高祭」に行ってきました
2017年の秋、東京都立篠崎高校では、建て替え工事の真っ最中にもかかわらず、毎年恒例の文化祭「篠高祭」がプレハブの仮設校舎でも開催されていました。
狭い廊下をすれ違うたびに、笑い声と呼び込みの声が重なり合い、どの教室からも音楽や歓声が漏れてきます。
中でもひときわ賑やかだったのが、仮設校舎の教室での軽音楽部ライブステージ。
生徒たちの熱気がこもる会場で、アンプから響くドラムのリズムとギターの音が胸に響きました。
そして会場のボルテージを最高潮に引き上げたのが、先生方による「先生バンド」。
「お父さん世代のロック」と言ってしまうのはもったいないほどの本格的な演奏で、
在校生たちは腕を振り上げ、声を合わせ、自然と輪になって踊り出していました。
その一体感は、まさに“青春”そのもの。プレハブ校舎という不便な環境さえも、楽しさに変えてしまうパワーがありました。
今では篠崎高校はきれいにリニューアルされ、明るい校舎と最新の設備が整っています。
しかし、あの仮設校舎で見た生徒たちの笑顔と、先生たちの情熱的なロックサウンドは、
今も心の中で鮮やかに鳴り続けています。
学校のすぐそばには篠崎公園やポニーランドといった自然スポットも多く、
江戸川区らしい「水と緑に囲まれた高校生活」を感じられる場所。
青春の風が吹く、あたたかく活気ある文化祭でした。